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『近未来×予測テレビ ジキル&ハイド』 9月14日

近未来×予測テレビ ジキル&ハイド』 朝日放送 (日) 19:58~
公式HP:http://asahi.co.jp/kinmirai/
出演者:爆笑問題、八田亜矢子、小倉優子、千秋、髭男爵
●最先端スクープ①『どこでも顔パス最新認証システム
顔で本人を識別する顔認証システム。
一般的な顔認証システムは、訪れた人の顔を撮影し16枚の画として分割。
それを4枚一組として、あらかじめ登録していた写真と照合。
目、鼻、口、眉などの位置関係が一致するかどうかで個人を判定する。
実は、今この顔認証システムがさらなる進化を遂げている。
なんと、よく似た双子でさえたちどころに見分けられる究極の顔認証マシンがあるというのだ。
それが「顔認証」の第一人者、名古屋工業大学の梅崎太造教授が開発した「3D顔認証システム」だ。
3D顔認証とは人の顔を3Dの立体画像で認識するシステムだ。
それによって微妙な違いも判別でき認証精度はほぼ100%だという。
この認証システムは、カメラで正面の顔を撮影し、さらに両サイドからレーザーを照射、顔全体を立体的に捉え数値化する。
その情報をコンピューター内で処理することで上下左右あらゆる角度から見た3次元の顔が表示出来る。
顔の凹凸で識別するため、たとえ化粧で見た目が変わったとしても、認証できるのだ。
そんな3D顔認証の最後の課題が、登録時と違う表情でカメラの前に立たれた場合の本人認証である。
梅崎教授はさらなるシステムのバージョンアップを目指し、どんな表情をしていても本人と分かる究極の顔認証システム「表情認識」を現在開発中だという。
この技術が完成すれば笑いながら顔を見せるだけであらゆるサービスが受けられる、そんな究極の顔パスの未来がやってくるに違いない。
●最先端スクープ②『トマトがしみ・しわ・たるみを予防する!?
いつまでも若々しく健康でいられたら…それは人類永遠の願い。
そんな夢を叶えてくれるかもしれない画期的な研究結果が今年5月に「国際研究皮膚科学会」で発表された。
それは、トマトでしみ・しわ・たるみが予防できるというもの。
そもそも、しみ・しわ・たるみの最大の原因は紫外線である。
しみ・しわ・たるみの8割は紫外線によるものだといわれているのだ。
この紫外線による肌の老化こそ「光老化」と呼ばれるもの。
紫外線が皮膚に当たると皮膚の奥にある色素細胞がメラニンという黒い色素を生成し、皮膚の表面を黒くすることで紫外線による炎症から肌を守ってくれる。
しかし、加齢や、強い紫外線を浴び続けることによって沈着するとしみとなって残ってしまう。
さらに、紫外線は肌の弾力のもとであるコラーゲンをも傷付け破壊。
しわやたるみの原因となるのだ。
実は紫外線には「A波」「B波」「C波」の3種類がある。
そのうち「C波」はオゾン層に遮られてほとんど地表には届かない。
問題は「A波」と「B波」だ。
この「A波」と「B波」は働き方に違いがある。
「B波」は主に皮膚の表面を傷つけることで赤い日焼けの元となる。
一方、「A波」は皮膚の奥にまで到達し、色素細胞を刺激するとともにメラニンを作る酵素も活性化、しみを増すだけでなくコラーゲンを傷付けしわやたるみの原因を作り出す。
つまり「A波」こそ「光老化」をもたらす最大の元凶なのだ。
実は、私達が浴びている紫外線の9割がこの「A波」。
「A波」はガラスを通過し部屋の中にまで到達してくる。
部屋の中でも油断は禁物なのだ。
○「トマトでしみ・しわ・たるみが予防できる?」
名古屋市立大学森田明理教授の研究によると、トマトやスイカなどに含まれる「リコピン」が、しみのもとであるメラニンの生成に必要な酵素の働きを必要最小限に弱め、量も減少させたという。
さらに、コラーゲンを合成する細胞を、リコピンを与えたグループと与えないグループに分け、紫外線を照射してみたところ、リコピンを与えない細胞は合成するコラーゲン量が減ったのに対し、リコピンを与えた細胞は量が減るどころか以前よりも多くコラーゲンを合成したというのだ。
つまり、リコピンを投与するだけで、しみ・しわ・たるみなどの光老化を予防できる可能性が実験レベルで明らかになったのである。
この研究結果は今年発表され医学界で大きな注目を集めている。
今はまだ実験段階だがこの先、研究が進めばトマトを食べることでしみやしわが防げるという未来も夢ではないのだ。
●最先端スクープ③『老化を防ぐ遺伝子がある
アメリカ中西部ウィスコンシン州、ここで今世界が注目する老化に関する研究が行われている。
それはサルを使った動物実験。
この2頭のサルはほぼ同じ歳。人で言えば70~80歳に相当する。
2頭の動きに注目すると、右側のサルはほとんど動かず元気がない。
一方、左側のサルはカメラに敏感に反応し機敏に動き回っている。
さらに、顔をよく見ると右側のサルにはしわが多いのに比べ、左側のサルにはしわがなく肌のつやもいい。
毛並みも右側のサルはぱさついて不揃いなのに対し、左側のサルはつやつやして若々しい。
明らかに若さが違うのだ。
2頭は全く同じ環境で同じ年月を過ごしてきた…それなのにどうしてこれほど差が出てしまうのか。
実は、そこには老化を防ぐカギとなるある遺伝子の存在があった。
その遺伝子こそ「長寿遺伝子」。
「長寿遺伝子」とは、遺伝子を傷から守る働きをすると考えられるもの。
そもそも、老化とは遺伝子の傷などが原因で引き起こされる肉体の変化のこと。
遺伝子は普段の生活の中で活性酸素や紫外線の影響を受け、傷つけられる。
細胞分裂の際も、その傷は引き継がれ体に様々な障害が生まれる。
これが老化のメカニズムだ。
「長寿遺伝子」はこの傷から遺伝子を守ることで老化のスピードを遅らせるというのだ。
1999年に存在が明らかにされて以来、アンチエイジングの切り札として全世界の医療関係者から熱い注目を集めている。
「長寿遺伝子」はサルだけでなく人の体内にも存在する。
そして「長寿遺伝子」には働いている「オンの状態」と、眠っている「オフの状態」があり、オンの状態になっていれば老化を遅らせる可能性があると考えられているのである。
○「長寿遺伝子をオンにする方法」
実はあの2頭のサル、唯一の違いがエサのカロリーの量。
老いたサルの方には欲しがる分だけエサを与え続けている。
そのため1日の平均摂取カロリーは591kcal。
一方、若々しい方のサルには、エサを徐々に減らしていき、1日の適正摂取カロリーと考えられる446kcalだけを与えているという。
このカロリー制限こそが長寿遺伝子をスイッチオンの状態にさせ老化を遅らせた要因だと考えられるのだ。
摂取カロリーを制限すると長寿遺伝子のスイッチがオンになる理由…
長寿遺伝子は遺伝子を傷から守る酵素を常に作り出している。
カロリーを制限すると、この酵素がその働きを助ける物質と合体し活動を開始。
すると全ての遺伝子の連結が強化され老化の原因とされる活性酸素や紫外線による傷から守られるのだ。
ところがカロリーを必要以上に摂った場合、その酵素を助ける物質が大きくなりすぎ合体できずスイッチが入らない。そのため老化を食い止めることが出来ないのだ。
つまり、1日の摂取カロリーを守れるかどうかが老化を抑えるポイントなのである。
さらに最新の研究の結果、あるものを食べると長寿遺伝子のスイッチがオンになるのだという。
そのあるものとは、レスベラトロール(Resveratrol)。
これは赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種で、リンゴやピーナッツの皮など身近な果物や野菜の皮に含まれる成分である。
まだマウスによる実験段階だが、このレスベラトロールによって老化をコントロールできるという大きな可能性が期待されている。

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