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『 カンブリア宮殿 』 8月25日

カンブリア宮殿』 テレ東(月)22:00~
公式HP:http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/bn/index.html
出演者:村上龍、小池栄子、中村繁夫
●カンブリアFile NO.112 アドバンストマテリアルジャパン社長・中村繁夫
レアメタル専門商社「アドバンストマテリアルジャパン」。
ここが中村の会社、日本で唯一のレアメタル専門の商社だ。
社員わずか24人で年商340億円を稼ぐ。
社長の中村自身も現役バリバリのトレーダーだ。
中村は、学生時代に海外を放浪しヒッピーのような生活を送っていた。
26歳で中堅商社の「蝶理」に入社。
当時はマイナーだったレアメタルを担当し持ち前のフットワークで次々と買い付けに成功した。
しかし、やり方があまりに型破りで社内の評判は悪かった。
1992年、カザフスタンを訪れた時、こんなことがあった。
チタンが豊富に眠っている鉱山を視察した中村は、工場が資金難に陥っている事を知り、すかさず動いた。
「金に困っているなら3億円を融資しよう。その代わりここのチタンを独占的に輸入させてくれないか」
中村は本社の決済をもらわずにその場で勝手に契約してしまった。
そんな中村に対し本社では反発の声が上がった。
「勝手に契約を結ぶなんて許されない」
「3億円もの融資なんてリスクが大きすぎる」
と、役員は皆この取引に反対。
だが、当時の社長が中村を守った。
「彼は孫悟空のような暴れん坊だ。社員がみんな彼のようだと会社はつぶれてしまう。
しかし、1人くらいいないと会社は成長できない。」
鶴の一声で救われた中村は、この取引を成功させ会社に莫大な利益をもたらした。
2004年、中村は蝶理のレアメタル部門を買収。
日本で唯一のレアメタル専門の商社を立ち上げた。
●『”現代の山師”が伝授!商談で”勝つ”交渉術』
①「三現主義」
三現とは現場・現物・現実のこと。
まず”現場”に行って場所を確認する。
”現物”を手にしてそれがどうなのかという判断をする。
”現実”というのは現実的な対応策・解決策。
机上のイメージだけで「これで逃げられるだろう、上手くいくだろう」と、そういう甘い感覚を持っていると大体失敗する。
②「商売は”笑売”」
海外との取引の際、相手の国の文化を十分に理解できていないことも多い。
そんな時、言葉以上に自分自身を表現したり相手のことを理解するというのはやっぱり”笑い”。
難しい顔をしていてもビジネスはなかなか決まらない。
③「石橋を叩くな」
石橋を叩くという事は悪い所ばっかりをチェックする。
今のようにグローバル化が進みスピードが要求される時に、いちいち石橋を叩いていたらスピードで負けてしまう。
よその国と競争になった時には、まず一旦渡ってみてそれから検証して分析をする。
●『サラリーマン危機一髪!毎年1人を”クビ”に…』
中村の会社にはある厳しい決まりがある。
それは毎年成績が一番悪かった社員を必ず一人クビにするというものだ。
入社面接でこのことを伝えた上で覚悟がある人間だけを採用するという。
しかし、不満を言う社員は一人もいない。
皆、中村のようなプロを目指しているからだ。
売り上げはわずか4年で急拡大。
競争原理がこの数字を叩き出している。

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