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『 理由ある太郎 』 7月11日

理由ある太郎』 フジ(金)23:00~
公式HP:http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/riyu/index.html
出演者:内村光良、山崎弘也、ウエンツ瑛士、ザブングル、バナナマン、ラサール石井、優木まおみ、千秋、田中麗奈、大竹まこと
●『爪に半月状の白い模様がある理由
そもそも爪は、タンパク質の一種であるケラチンという物質で出来ており、爪の根元の「爪母(そうぼ)」と呼ばれる部分で作られ、指先に向かって伸びてゆくものなのです。

そして、この爪母という場所は、先が半月状の形をしており、また、爪のどの部分よりも水分を多く含むという特性を持っているため、血液の赤色を通さず白く見えるのです。
この爪母は生まれた時には皮膚で隠れているのですが、人間が成長するにつれ、生活の中で物を持ったり手作業を活発にするようになると普段の状態より皮膚が引っ張られるような状態になるため、爪母を覆っている爪の周りの「後爪郭(こうそうかく)」と呼ばれる部分が後退して先端が出現するのです。
そして、この半月状の部分を「爪半月(そうはんげつ)」と呼ぶのです。

つまり、爪に半月状の白い模様があるのは、爪を作る爪母が指先を使う事で出現したものだったのです。
●『緑色のものを青で表現する理由
奈良時代や平安時代、日本には色を表す形容詞が「白し」「赤し」「青し」「黒し」の4つしかありませんでした。
その4つの言葉で全ての色を表現しなければならなかったため、4つの形容詞はそれぞれ今でいう「白」「青」「赤」「黒」よりも表現する色の範囲が広く、その中でも「青」は今でいう青色だけでなく「緑」や「紫」「灰色」までも表す言葉として使われていたのです。
「青のり」「青々と茂る」「青葉」といった言葉が現在まで残っているのは緑色のものを青と表現していた頃の名残なのです。
●『足すは「+」引くは「-」で表す理由
古代ローマ時代以降、ヨーロッパでは大航海時代が始まるまで「足す」や「引く」を表す記号は無く、「足す」はラテン語で「and」を表す「et」という言葉を、「引く」はラテン語で「より少ない」を意味する「minus」という言葉をそのまま書いていたのです。
ところが、大航海時代が始まり商取引が活発になると取引を迅速に行うために素早く計算をする必要が高まり、「足す」を表す「et」は「e」、「引く」を表す「minus」は「m」と、頭文字だけで表記されるようになったのです。
その後、さらなる計算のスピードアップのために「e」も「m」も速記で速く書かれるうちに形が変化して「+」と「-」になったのです。

●『一週間が「月・火・水・木・金・土・日」と太陽系の星の名前が付いている理由
古代エジプトで行われていた星占いでは、太陽系にある星は地球から遠い順に「土星」「木星」「火星」「太陽」「金星」「水星」「月」の順で並んでいると考えられていました。
当時は「星が時間を支配する」と考えられていて、支配する星は1時間ごとに「土星」「木星」「火星」「太陽」「金星」「水星」「月」という地球から遠い順で入れ替わると考えられていたのです。

これを1日24時間に当てはめると、ある時刻を支配する星が「土星」だった場合、24時間後は「太陽」に、さらに24時間後は「月」、その後「火星」「水星」「木星」「金星」の順番で入れ替わっていったのです。
そのため一週間は「月」「火」「水」「木」「金」「土」「太(日)」という現在の順番になったのです。
こうした古代エジプトの星占いの考え方が2000年たった現在でも使われているのです。

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