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『 偉大なる未来図鑑2 』

偉大なる未来図鑑2』 フジ (水) 22:00~23:18
公式HP:http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/0326miraizukan/index.html
出演者:児玉 清、皆藤愛子、相武紗季、江川達也、菊川怜、齋藤孝、坂下千里子、山里亮太
◆面白い最新の科学ニュースを誰にでも判るように噛み砕いて解説してくれる科学バラエティー。
●『痛ガール』 正式名称:シムロイド
◇研究者:日本歯科大学 渋井尚武教授(63歳)
歯医者が歯の治療の練習をする時に、患者の気持ちを理解できるように作られたリアルな人間型ロボット。歯の治療を受けるときの不安そうな表情や目の動き、肌や唇の柔らかさ、口の中までホンモノの患者そっくりに作られている。口の中には歯の削りすぎを感知するセンサーが内蔵されており、指導医がそれをモニターしながら、本物の患者の気持ちになって言葉やリアクションを決定する。反応は30種以上存在する。シムロイドの設定は28歳の女性で、ものすごく怖がりで痛がりなので愛称が”痛ガール”になった。また、胸にもセンサーがついており、研修生の肘などが胸に触れると感知する。”痛ガール”のモデルはいないが、声の主は開発スタッフの奥さんで、実際に唇の橋を引っ張りながら数百の口調や言葉を録音したという。半開きの口調にバージョンアップされたのは、ここ3ヶ月とのこと。
動画⇒http://www.youtube.com/watch?v=Vaf-QxhQh6g
(※声は半開きバージョンではないみたいです。)
●『どこでも道場』
◇研究者:立命館大学 田村秀行教授(60歳)
コンピューターグラフィックで作られた侍を相手に、場所を選ばず正確な殺陣の練習ができる装置。メガネ型ディスプレイをかけるとCGで作られた侍が現れ次々に襲ってくるので、その侍の動きに合わせて刀を振ることで正確な殺陣をマスターできるというもの。赤い点で表示される部分をいかに正確に斬りつけたかが得点で表示される。やっている本人にだけ見えるのではなく、モニターを通してそれを確認することも出来る。このシステムは国の研究予算を使って作られていて、映画製作を支援するプロジェクトの一部だという。
○MR-PreVizProject⇒http://www.rm.is.ritsumei.ac.jp/MR-PreVizProject/htmlData/index.html
●『すけるぴょん』
◇研究者:広島大学大学院 住田正幸教授(57歳)
ニホンアカガエルの色素欠乏変異体を掛け合わせ作った皮膚が透明なカエル。解剖することなくカエルの体を観察できる。
【透明カエル誕生の経緯】
通常、実験に使われる日本アカガエルは皮膚に黄色、虹色、黒色という3つの色素を持っている。
あるとき、住田教授が研究用のカエルを採取中に虹色の色素を持たない突然変異体を発見した。その虹色色素を持たないカエルと、すでに存在が知られていた黒色色素を持たないカエルを掛け合わすと皮膚の透けたカエルが出来るのではないかと住田教授は考え、研究を重ねること5年、ついに皮膚の透明なカエルを生み出すことに成功した。
この透明カエルは世界で最も権威のある科学雑誌「nature」にも掲載された。生きた透明カエルはまだ10匹しかいないので、これから量産化したいと思っているとのこと。
○参考URL⇒http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2289695/2185852
■『児玉清の春のロボット博』
※児玉主宰のオススメの最先端ロボットを一挙に紹介するコーナー。
【ロボットファイル①】
京都大学工学部情報学科 奥乃研究室の作品
○「聖徳太子ロボット」
特徴:同時に3方向からの人の言葉を聞き分けることができる。
【ロボットファイル②】
法政大学工学部機械工学科 高島研究室の作品
○「鉄棒ロボット」
特徴:蹴上がり&大車輪が出来る。
【ロボットファイル③】
法政大学工学部機械工学科 高島研究室の作品
○「トランポリンロボット」
特徴:足先センサーでトランポリンの反発する力の方向と大きさを瞬時に判断し、バランスをとる。
【ロボットファイル④】
東京大学情報理工学系研究所 國吉研究所の作品
○「イス飛び乗りロボット」
特徴:人間の筋肉と同じように2つの間接をまたいで「空気圧人工筋」が装着されている。
人間のような筋肉・骨格構造をうまく活かすことでシンプルな命令でジャンプ着地ができる。
【ロボットファイル⑤】
東京大学情報理工学系研究所 國吉研究所の作品
○「どっこいしょロボット」
特徴:背中にセンサーがあり動作のタイミングをコントロールすることで起き上がれる。起き上がるコツを教えることで起き上がるための膨大なプログラム計算を少なくすることができる。
●『音時雨(おとしぐれ)』
◇研究者:慶應義塾大学環境情報学部 神山友輔さん(22歳)田中舞さん(20歳)
屋外で携帯音楽プレーヤーの音楽を楽しむための和傘型スピーカー。音が上から降ってくるように聴こえる事からこの名前がつけられた。iPodで再生した音楽を傘の先端部で受信し、傘の4ヶ所に取り付けられた小型振動モーターが傘全体を震わせ音を出す仕組み。音は下に向かって出ているため傘の外には音が漏れにくく、外の人に迷惑をかけることなく音楽を楽しむことが出来る。ただし、雨には弱く、今後はその点を改善する予定とのこと。
○Oto-sigure【PV】⇒http://www.youtube.com/watch?v=WzZqbSJ2958
●『らくがきビーム』正式名称:レーザータグ
◇研究者:GRL(グラフティ・リサーチ・ラボ) ジェームス・パダリー、エヴァン・ロス
ウィーンに本部を持つハイテクアーティスト手段”GRL”が開発した街を汚さない未来のアート。
市販のレーザーポインタを使用し、その動きをカメラを通してコンピューターで解析し、ポインタの軌跡に沿ってプロジェクターで光を映し出すことにより、暗い場所ならどこにでも光の落書きがかけるという仕組み。書いた落書きは一瞬で消すことができ、建物を汚さず何度でもかける。
動画⇒http://www.youtube.com/watch?v=EFWcAkxzkv4
○GRAFFITI RESEARCH LAB⇒http://graffitiresearchlab.com/
■『かんどきゃよかったニュース』
※研究者たちの努力が実を結び実用化された偉大なる研究を紹介するコーナー。
①「ウイングスーツ」
体ひとつで空を滑空できる、ムササビのような羽のついた服。飛行機や高い崖からダイブして、姿勢をかえたり羽の角度を変えることで回転や飛ぶ方向も自由自在に変えられる。地上に近づくとパラシュートで着陸する。1930年代から多数の犠牲者を出しながら開発され、1961年までに自作ウイングスーツを75人が開発しそのうち72人が事故死したという。
動画⇒http://www.youtube.com/watch?v=63CwsiAqLcA
②「羊毛を一気に刈る薬の大量生産に成功」
今までの羊達の毛の収穫法といえばバリカンによる刈り取りだったが、手間がかかる上、羊にとっても肌が傷ついたりと過酷だった。しかしこの薬を使うと、羊に注射しネットを被せて約一ヶ月放牧するだけで一気に羊毛を剥ぎ取ることが出来る。この画期的な薬は、EGFという毛を抜く作用のある成分を使用し羊に副作用はなく体を傷つけることもない。また収穫された羊毛はバリカンで刈ったものと比べ切断面が綺麗で質が良いという。この薬の大量生産に成功したのがヒゲタ醤油で、今まで羊一頭に薬代が150万円もかかっていたが、ヒゲタ醤油が大量生産することでわずか50円になったという。オーストラリアでは次世代の羊毛収穫法として大注目されている。
③「バーサスパ」
日焼けによるシミやシワ、皮膚がんなどの危険がない、肌を焼かない日焼けマシーン。
ノズルから噴射される霧状の専用ローションを前後左右4つのポーズで、まんべんなく体に当てる。その後、数分間乾燥させるとサトウキビ成分を含んだローションが肌のアミノ酸と反応して小麦色に変色する。1回3000円。1週間は効果が持続するという。
○バーサスパ⇒http://versaspa.jp/
④「レストレス・プラネット」
アラブ首長国連邦のドバイに現在建設している世界最大のテーマパーク”ドバイランド”。
そこで約1200億円をかけて作られているのがリアルなジュラシックパーク「レストレス・プラネット」。ジュラ紀の森を再現した敷地に、完成時には40種類109体のリアルな恐竜ロボットが歩き回るとのこと。2010年に開園予定。
パーク内の恐竜ロボットは日本のロボットメーカー「ココロ」が製作している。
○株式会社ココロ⇒http://www.kokoro-dreams.co.jp/
※『痛ガール』もココロが技術を提供している。
●『南極の海底で新種生物を発見!?』
◇研究者:東京海洋大学 石丸隆教授(59歳)
多くの研究者によって調査が行われてきた深海。今年の2月に、日本、オーストラリア、フランスの3カ国で南極の海底での大規模な調査が行われた。現在、南極調査チームは、新種と思われる採取された生物を急ピッチで分析しており、今回は特別にその南極調査映像を日本初公開した。
30cm以上あると思われるウミグモの類や、ゴカイの仲間でウロコムシに近い生物など。
今回の調査で非常に大量のサンプルが採取され、およそ25%ぐらいが新種になると報告されている。
●『もの知りメガネ』(人工知能ゴーグル)
◇研究者:東京大学情報理工学系研究科 中山英樹さん(24歳)、原田達也さん(35歳)、國吉康夫教授(45歳)
目に映るものを認識し、名前を教えてくれるメガネ。どこに置いたかわからなくなった物を検索する機能も持つ。
メガネの上に取り付けられた小さなカメラで捉えた映像をコンピューターで認識し、メガネについた小さなディスプレイにその名前が表示される仕組み。メガネで捉えた映像は”言葉”情報と共にハードディスクに記録され、見た映像を言葉で検索することが出来る。例えば携帯電話を検索すると、携帯電話を最後に見た映像の前後が再生される。現在認識できる言葉は60種類とのこと。
○東京大学情報理工学系研究科⇒http://www.i.u-tokyo.ac.jp/news/ist/080311_1.shtml
●『ちょいピタキャップ』正式名称:プッシュインキャップ
◇研究者:(株)3Rプロデュース開発技術部 渡邉雅紀さん(37)
従来のペットボトルのキャップなどはネジって閉める仕組みだが、これは指一本で閉められる。
5年後にはこのキャップが世界基準になることを予想しており、将来的には年間売り上げ10億円を見込んでいるという。
○株式会社3Rプロデュース⇒http://www.3r-produce.co.jp/business.html


イタズラ心をくすぐるレーザータグ。是非一度やってみたいですね~(笑)。

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