『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』 テレ東 (金) 21:00~
公式HP:http://www.tv-tokyo.co.jp/sokontokoro/
出演者:所ジョージ、辰巳奈都子、清水ミチコ、東貴博、湯浅卓
●なぞなぞファクトリー『作っているモノは何?』
○答え ウエハース。
◆取材先 竹田製菓(愛知県犬山市)
ウエハースの起源は約2千年前のエルサレムに遡り、
”最後の晩餐”でイエス・キリストが弟子達に分け与えたパンが、その原型だとされている。
今でも教会で目にする、神父が信者に分け与える小さなコイン状の食べ物が、パンの代わりに生まれたウエハースである。
そして、これが13世紀頃に、お菓子として広く食べられるようになっていった。
ウエハースと言えば、よくアイスクリームに添えられているもの。
実は、これにはちゃんとした意味があり、
アイスクリームを食べて口の中が冷えたときに、
口直しとしてウエハースを食べることで冷えが和らぐ効果がある。
つまり、
水分の少ないウエハースを食べることで唾液の分泌量が増加し、
体内から分泌される唾液の熱によって、冷えた口の中が温まるのだ。
●『巨大物体の謎を解明 測れ!巨大物体X』
熊本県天草地方、横浦島の港に存在する、
縦2.5x横3.9x深さ2.3(m)、容積約22000リットルの巨大な竹カゴ。
この巨大カゴはカタクチイワシの漁に使われ、餌問屋によって作られている。
巨大カゴの利点は生きたままイワシを運べること。
イワシは非常にデリケートな魚で、網などで運ぶと圧迫されて死んでしまうが、
この巨大な竹かごならイワシに負担をかけずに運ぶことが出来るのだ。
こうして捕獲された活きのいいイワシは鰹の一本釣り漁の撒き餌として使われる。
巨大竹カゴを使った漁は昭和初期に、この天草地方で誕生した。
1970年代に他の県でも使われ始めピークを迎えるが、その後は徐々に減少。
最盛期には20軒以上もあった餌問屋も今では全国でわずかに3軒。
さらにこの巨大竹カゴを作ることが出来るのは水俣市にある業者たった一軒のみ。
一カゴに使う竹はおよそ25本、4人がかりで全て手作業で行われ、2日で一カゴを作るのがやっとという貴重なものなのだ。
そんな貴重な竹かごも、毎日漁を続けていくと1年で寿命を迎えることとなり、最後には燃やされ、その姿を消していく。
●『日本の島々を探検!島ダス』
○島ダスFile No.15「網地島(あじしま)」
宮城県牡鹿半島の南5キロに浮かぶ網地島。
温暖な気候で海が綺麗なことから人気の海水浴場(網地白浜海水浴場)として知られている。
近海は、初夏にはウニ、冬にはアワビが採れる絶好の漁場でもある。
そんな網地島で今の時期とっても貴重なあるものが採れるという。
そのあるものとは”ひじき”。
国内で流通するひじきの9割は輸入物であり、ここ網地島で採れるひじきは貴重な国産物なのだ。
ひじきを採れるのは春先の漁解禁日の数日間に限られており、そのためほとんど市場に出回ることはない。
それだけに値段も最高級で、一般的なひじきの3倍以上の値がつくという。
○一般ひじき⇒約200円(50g)
○網地島ひじき⇒約650円(50g)
網地島ではそんなひじきが、天ぷらや、混ぜご飯、サラダなど様々な料理に使われている。
【寄り道】
○金華山
金華山は、出羽三山、恐山と並ぶ奥州三大霊場のひとつ。
秋には神鹿角切り行事祭が行われる。
これは神の使いとして保護されている鹿の角を切り落とし、神社に奉納するお祭りなのだ。
そして、ここ金華山には、全国でも珍しい、ワカメなどの海藻を食べる猿がいる。
●抜き打ちテスト『”破竹の勢い”とはどんな勢い?』
語源としては…
3世紀の中国で、戦いの前に、ある将軍が「今度の戦は、竹を割る時のように簡単に勝てる」と言った言葉に由来する。
では、竹はどんな勢いで割れるのか?
検証をするため、東MAX(東貴博さん)の所有する山へ行き、実際に竹を割ってみることに。
まず、検証用の竹を切り倒し、一節だけ斧で割れ目を入れた。
その後、手で軽く裂くだけで先端まで一気に割れていった。
【答え】
破竹の勢いとは…
竹が割れるときのように、一度事を起こせば誰にも止められないほどの強い勢いのことをいう。