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『カンブリア宮殿』 8月10日

カンブリア宮殿』 テレビ東京(月)22:00~
公式HP:http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
出演者:村上龍、小池栄子、長谷川久夫
【消費者熱狂 第2弾】
◆カンブリアFile No.160 農業法人みずほ社長 長谷川久夫
●『イヤなら買うな!「毎日が2割高」の店
茨城県つくば市のホテルグランド東雲。
このホテルの朝食が人気だ。
人気の秘密は野菜だという。野菜本来の味を活かしている。
1月に野菜の仕入先を変えて以来、朝ごはんを食べる宿泊客が2割も増えた。
ホテルが野菜を仕入れているのが、同じつくば市にある長谷川の店「みずほの村市場」だ。
中に入ると人で溢れていた。
並べられた旬の野菜。
トマト、かぼちゃ、桃など40種類以上もある。
採れ立てで新鮮とあって飛ぶように売れていく。
その値段はスーパー等の価格より2~3割高い。
でも売れる。
買いに来るのは地元つくばだけではない。
東京や埼玉、神奈川からもわざわざやって来る。
年間来客数25万人。
売り上げは右肩上がり。約6億円を売り上げる。

店の裏をのぞくと長谷川がいた。
長谷川が切っていたのは茹でたてのトウモロコシ、熱々のかぼちゃ。
長谷川は切った野菜をどんどん店に運び始めた。
これがみずほ名物「試食」。

なんと全ての野菜が試食できる。
一口食べさせれば美味しさは伝わる。
そして客は買っていく。
さらにお客の心を掴んでいるのがポイントカード。
1000円で会員になれば購入金額の10%のポイントが貯められるとあって会員は1万3000人を超えた。
みずほには毎朝、農家が採れ立ての野菜を持ち込む。
加盟する農家は45戸。
売り上げの15%がみずほ、残りの85%が農家の収入となる仕組みだ。
長谷川は農家のためにもルールを作った。

野菜の価格は農家が決める
普通、農家は野菜の価格を自分で決められない。
原価が100円かかった大根であっても、市場で80円と値が付けば20円の赤字となる。
だが、みずほの場合、原価に利益を乗せた価格を農家が決める。
これなら赤字になることはない。

みずほでは1つの野菜を2人以上の農家に作らせ競わせている。

さらに価格に差をつけ、後発組は高く売らなければならないと決めた。
例えば枝豆。
最初に400円で売っている農家がある場合、後から売り出す農家はそれより安い価格をつけることが出来ない。
この夏から枝豆を始めた農家は100円高くした。
●『東京を攻略せよ!極上野菜の直売所
東京・足立区。ここに長谷川の姿があった。
長谷川は東京に直売所のフランチャイズ展開を考えていた。
フランチャイズ計画は東京だけではない。
茨城の水戸では既に店の場所を決めていた。
そこは茨城県庁のすぐそば。
既に水戸で賛同する農家も集まっていた。
農家が儲かる直売所。その話に興味を示してきたのは若い農家たちだった。
農家のため長谷川は攻め続ける。
●『「高飛車経営」が客を呼ぶ スーパーはライバルじゃない
長谷川:スーパーはライバルじゃない。土俵が違う。つくば市がどんどん開発されてきてスーパーができてきました。周りの人はみずほのお客がなくなるのではないかと心配をしたと思います。自分もそういう不安を一時持ったことはあります。でもお客さんの声を聞くと「品物が違う」「野菜はみずほで買う」というふうにきちんと分けてますよね。だから消費者が選択の自由をきちんと発揮できているんだと思います。

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