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『カンブリア宮殿』 1月12日

カンブリア宮殿』 テレ東(月)22:00~
公式HP:http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/
出演者:村上龍、小池栄子、嶋崎秀樹

◆カンブリアFile No.131 トップリバー社長 嶋崎秀樹
●『ボーナス400万円!?儲かる農業会社とは
トップリバーは年商10億円、社員34人の農業生産法人。
東京ドーム5つ分の農地を借りてレタスなどを栽培。
市場を通さずファミレスやスーパーなどと直接取引している。

大手菓子メーカー・ブルボンの営業マンだった嶋崎は29歳の時に妻の実家が営む野菜の仲卸業を継いだ。
しかし既に農業の高齢化が進み思うように野菜が集まらなかった。
そこで一念発起。自分で野菜を作ろうと決心した。
設立1年目は近くの農家の若者を雇い2ヘクタールからのスタートだった。
しかし中々、嶋崎の思うように若者達は働いてくれなかった。
2年目、知人の紹介で都会から4人の若者が来た。
いずれも農家の子ではなかったが農業の仕事がしたいという。
働かせて見ると嶋崎は若者達のやる気に驚いた。
「これだ!都会の若者達を雇おう!」
翌年から嶋崎は都会の若者を続々と採用。
町のサラリーマンと同じ待遇を目指した。
まず社員は3ヶ月の研修を経て、適正があれば正式に採用される。
基本給は一律。農家なのにボーナスも出る。
年金や健康保険の社会保障もある。
ただし社員の多くは将来、農家としての独立を目指す。

●『快進撃の農業会社 儲かるヒミツとは?
日本の食料自給率は先進国最低の40%。
もし輸入が途絶えれば私達の生存すら危うい状況になる。
しかし農家の高齢化、後継者不足で誰も耕さなくなった田畑はどんどん増え続けている。
耕作放棄地はこの20年で3倍近くにまで急増した。
しかしこの状況を嶋崎は絶好のチャンスと捉える。
野菜の値段が低迷しているのにトップリバーは生産を拡大し売り上げを増やし続けている。
そこにはあるビジネスモデルがあった。

◆トップリバーの特徴
○農業生産法人=会社である
○農地をレンタルし、野菜を栽培
○市場に卸さず、企業と直接取引 年間契約
○非農家の若者を正社員雇用
 ・月給⇒賃金の保証 ・ボーナス⇒成功報酬
○3~6年後に社員は独立

外国産の農産物への不信感から今、安心できる国産への関心が高まっている。
日本の農家へはさぞ追い風だと思いきや、野菜の値段は相場で変動するので農家の経営は不安定だ。
例えば去年のレタスは最高値の3分の1にまで値崩れした。
そんな中でもトップリバーは生産を拡大し業績を伸ばし続けている。
そのわけは市場に卸さず直接企業と年間契約していることにあった。
ファミレスなど50社とあらかじめ決めた値段で大量の取引をする。
これで計画的な生産が出来る上、収入も安定するのだ。

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